
ウンベラータ冬の管理方法
ウンベラータの冬は成長も止まりお休みモード。管理自体は難しくありません。あえて手を加えずウンベラータの負担を減らしましょう。
そう、
あまり何もしないのが難しいのですがそれが一番。
ウンベラータをいろいろしてあげるのは成長期。
負担が少なく枯れません。
寒さに弱いウンベラータ
ウンベラータはアフリカ原産。
そう暑い場所が好きな植物なんです。ウンベラータからしたら日本の冬なんて感じたことのない寒さ。
冬の寒さはとても苦手な観葉植物です。
赤道に近いアフリカ原産のウンベラータの気持ちになると管理の場所や方法がいいのか悪いのか判断しやすいかもです。
逆をいえば冬越しが出来ればそれ以外の季節は元気に成長してくれてストレスがありません。
冬トラブルの代表(葉の変色) |
置き場所
冬のウンベラータの置き場所は室内の暖かい場所が一番。エアコンの風が当たってしまう場合は葉水をこまめにするだけで十分。
基本は室温の暖かいリビングがおススメです。
窓際の光の入る場所は日中はいいのですが、夜になると窓際は寒いですよね…。
なので窓際は注意が必要です。
と言いながら、うちのウンベラータは窓際に一年中おいています。
観察しながらですが、枯れることもなく一年過ごすことが出来るので置き場所はそのままです。
8号鉢になると移動も大変ですもんね。
窓際の日光が大事 |
玄関は暗く寒い場所なのでオススメできません。
日本の玄関と原産地のアフリカは違い過ぎると思います。
置き場所がわからなければ、試しに一年間窓際に置いて観察するのもいいかも。
冬によっぽど
- 枯れそう
- 葉が全部落ちる
- 水を吸わない
など夏と極端違いがある場合はその場所は適さないかもしれません。
(東北や北海道以外なら一年中窓際大丈夫そうです。)
水やり葉水
冬の水やりは土が乾いてから上げて下さい。寒くてお休みモードのウンベラータはそんなに水を求めていません。
毎日あげていると根が腐る根腐れを起こしてしまいます。
そうするとますます水を吸う力が弱まって結果的にウンベラータが枯れてしまいます。
冬は水やりのタイミングが難しいですよね。
そんな時はウンベラータの葉を見ると水が十分足りているのか、乾燥して水を求めているのかがわかります。
水が足りないウンベラータの葉は下を向くように元気がありません。
水が足りない葉の状態 |
水をあげて一日たつとウンベラータの葉は元気に上を向きます。
水をあげた元気な状態 |
冬の水やりは難しい分、日々の観察が大事。
夏は根腐れを起こしにくいので葉の様子を観察しやすい時期です。
その経験を冬の水やりに活かして自分なりの水やりタイミングを作ってください。
冬の水やりはうちの場合、7日~10日に1回あげてます。
冬の葉水はとても重要
冬の室内は暖房を使っているので乾燥しています。
大きなウンベラータの葉からは上げた水分が蒸発していきます。
葉水をする事でその蒸発を抑えてあげましょう。
そうすると葉も元気な状態を保てます。
葉にタップリ水を吹きかける |
葉水をたっぷりやっても根腐れのようにデメリットはありません。
(床がぬれるぐらい笑)
乾燥が進むとハダニなどの虫が付きやすくなります。
虫が付くとめんどくさいので冬の葉水は必須です。
冬の肥料
ウンベラータに冬の肥料はいりません。
冬は冬眠モードなのであげても意味があまりなし。肥料がもったいないですよ。
その分春から秋までの成長期にタップリ肥料を上げて成長させちゃいましょう。
元気がないからと肥料を上げても水やりと一緒で上手く栄養を吸い取れませんのでやっぱり時期が重要です。
冬は冬眠モードなのであげても意味があまりなし。肥料がもったいないですよ。
その分春から秋までの成長期にタップリ肥料を上げて成長させちゃいましょう。
元気がないからと肥料を上げても水やりと一緒で上手く栄養を吸い取れませんのでやっぱり時期が重要です。
うちの肥料はこれだけ |
冬の植え替え
ウンベラータの冬の植え替えやめましょう。6年ウンベラータ育ててるけど冬に植え替えする気になりません。
だって元気ない時期なんだもん。成功しなそう。(冬の植え替え経験ありません。)
せめて4月まで待って植え替えするのがウンベラータへの愛ではないでしょうか(笑)。
植え替えをしたい動機はわかりませんがガマンした方がいいと思います。
ウンベラータ自体の状態が元気で新芽がたくさんでているような状態であれば植え替えをしてもその負担に耐えられるかもしれませんが…
弱っているから植え替えをするのはどうしてもおすすめできません。
冬を越して春になるまで待ってる間に枯れてしまうようであれば冬に植え替えても絶対枯れる気がします。
葉が全部落ちても自分は冬に植え替えをしません。
そのために秋までにウンベラータの状態を確認して冬越しで切る体力と葉を実らせて冬越しをしましょ。
冬の剪定
冬の剪定は植え替えよりまだマシです。が、新芽が出るかはわかりません。
結局新芽が出るのは暖かくなった春です。
暖かくなるとウンベラータも活動を始めます。ウンベラータの本領発揮です。
剪定は春までガマン |
なので冬に剪定はいいけど、する意味あまりなしです。
逆に選定したけど新芽や脇芽が出ないと心配になりますよね。
それが嫌なので自分は剪定も成長期に行います。
そんな考えなので冬に剪定をした経験がないのでどうなるといった経験値がないのですが、いつかやってみようかな。(失敗覚悟で)
ウンベラータ冬のトラブル
夏と違って冬のトラブルもたくさんあります。大きく2つあると思います
それは
- 枯れる
- 葉が落ちる
です。
枯れる
ウンベラータが枯れる時期は冬が圧倒的に多いです。関東圏だと11月〜3月までの5か月間がウンベラータにとって枯らしやすい時期。
成長期ではないので状態が悪いと衰弱していきます。
枯れる前のサインとしては
- 水をあげてもいつまでも乾かない
- 葉が落ちる
- 新芽が出ない
があげられます。
特に水をあげても乾かない時は要注意。
葉も落ちると寂しい印象 |
そこで焦って肥料や水を追加で上げても逆効果。水を吸っていない時はウンベラータが休止状態というサイン。
そのまま乾くまで放置です。
冬の観葉植物で重要なのはガマンです。
日々状態を見ながら成長に合わせて水や栄養を与えるだけで十分。
乾いたら水をあげましょう。(それが2週間でもオッケー)
葉が落ちる
どんなウンベラータでも葉が落ちます。落ちる前は黄色くなってビックリすると思いますが、古い葉が落ちるので自然の摂理です。
特に冬は葉が落ちやすい季節です。
どんなに頑張っていても5枚から10枚は落ちます。(残念)
冬でもたくさんの葉をつけて管理したいなら夏にこれでもかってぐらい葉を実らせて冬越しに挑みましょう。
そうじゃないと冬に一定数落葉して残念なウンベラータになります。
葉を落ちにくくするには1日中暖房をつけて暖かくするほかありません。
かなり難しい事なので葉が落ちるのはしょうがないって感じです。
変色して落葉しちゃうのはしょうがない |
ハダニ
冬のトラブルと言うとハダニが発生しやすくなります。ハダニは葉っぱにつく赤い虫の事。かなり小さいので見落としがち。
ハダニは落葉と違って予防が出来ます。
それは葉水です。
ハダニは乾燥シーズンに発生しやすくなっています。
葉水をすると湿度が保てて、葉の表面がハダニの付きにくい状態になります。
適度に葉水をして葉を健康に保ちましょう。
ちなみにハダニが発生したら手かティッシュで取り除けばオッケーです。
大量発生する前に気が付いて取り除けばビビることありません。
新芽が出ない
冬のウンベラータはお休みモード。新芽も出ません。(当たり前。)新芽が出るとしても2ヶ月に1枚ぐらいの超スローペース。
新芽が出なくても大丈夫。夏になったら嫌でもたくさん出てきます。
冬のウンベラータの新芽はたまに黒くなります
それでも枯れている状態とは違うのでご安心を。
次の新芽が後から出てくるのでそのまま触らずに放置がいいです。
次の芽が出てくるとポロっと黒い皮のようなものが取れちゃいます。
春になったら
冬越しして春になったら何でもし放題。特にゴールデンウイーク以降は
- 植え替え
- 剪定
- 挿し木
- 取り木
- 水挿し
- 肥料
何をしても大丈夫。
一気に全部やると大変なので間隔開けてウンベラータライフ楽しみましょう。
成長期の5月~9月までの早めの時期にいろいろやっておくとウンベラータも回復が早いのでオススメです。