ウンベラータ大きくしたい【180cmまで伸びた】

2023/09/04

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ウンベラータ大きくしたい【180cmまで伸びた】

2022大きくする前のウンベラータサイズは8号

ウンベラータの樹形
2022大きくする前のウンベラータ

去年のウンベラータは身長170cm。

土の配合に失敗して春先は黄色い葉っぱがたくさん出てきた。


美容室にあるウンベラータはコバエの発生がタブー。

なのでどうしても土の配合が

  • 赤玉土
  • パーミュライト
  • ピートモス
  • 軽石
などで構成してみた。

水はけがいいのでこの一年虫は寄り付かなかった。


ウンベラータの土にサボテンの土は成長が鈍い【大きくなりにくい】

水はけの王様サボテンの土を40%、普通の観葉植物の土を60%で挑戦してみた。


結果2022年は成長がいまいちだった。

植え替えの直後から水はけがいいので安心はしていたが、乾燥シーズンになると水やりのタイミングが増えた。


春先はいつもより黄色に変色する葉っぱが多くなった

結局肥料もないが水もないのでちょっとウンベラータからすると難しい環境になってしまった様子。


それを含めて今年2023年の植え替えに臨みました。




大きくしたいウンベラータの植え替え時期は5月

植え替えするウンベラータ
植え替え中のウンベラータ

今年の土の配合は



たちかわさんの観葉植物の土は赤玉土やピートモスのサイズが絶妙でコロコロしてます。

普通の観葉植物の土は野菜の土っぽく水を含みやすく保持しやすいので根腐れしやすいです。

その分たちかわさんの土で程よく水分を保持しながら栄養を与える作戦にしました。


水分保持のイメージは

サボテンの土 <  たちかわさんの土  < 普通の観葉植物の土

去年は水はけがよすぎてカラカラだったウンベ


去年より水分保持率を上げて管理をしようと思いまして…。



土は去年の土20%と新しい土80%で環境を変えすぎないように配慮します。

ジャストでいいなら関係ないでしょうけど、今年も手探りの感じなので、植え替えに負担をかけすぎないようにミックスしています。



サボテンの土は春先に少なくなる

粒子が細かいと土が一年で鉢から少なくなります。

多分栄養でなくなっちゃうんでしょうね…。

ある程度粒子の荒い水はけのいい土を使いたいです。



去年は肥料なしで元気がなかったウンベラータ

ウンベラータ肥料を入れる
土に肥料を入れる

去年の肥料なしでいけるかの作戦はダメでした。

やっぱり程よい肥料がないと根の発育が良くなかったです。

大きくしたいときはやっぱり肥料が必須なのが良く分かった


水だけでいけるのは野外の丈夫なウンベラータだけなのかな…。


ウンベラータ肥料マガァンプK
ウンベラータ肥料マガァンプK

今年はマガァンプKだけにしました。

めんどくさいので土に混ぜて一年間の肥料上げをさぼります。


マガァンプKは粒子が細かいので土に混ぜるのが簡単。
溶けやすいので即効性もありますしね。




リン酸がとても入っているので脇芽がでやすい肥料。


毎年剪定しているのでうちのウンベラータはリン酸が必須です。

マガァンプKの肥料特徴
肥料特徴

リン酸40の特化型、

それ以外にもカリや窒素も平均点ぐらい入っている。


剪定した時でも剪定してないときでも平均的に使える肥料のオールラウンダーです。


匂いもないので室内ももちろんオッケー。


ウンベラータに適した肥料は書くとめっちゃ長くなるのでここにまとめました。

ウンベラータおすすめ肥料は2つを賢く使い分け【長文】

肥料の成分のバランスを見ながらマニアックに比較していきましょう。




室内でも日当たり、日光が大事

ウンベラータを育てていると室内管理が普通です。

でも

  • 大きく仕立てたい
  • インテリアとしてシンボルツリー
  • 葉っぱのグリーンきれいに
  • 新芽を出したい
キレイに大きなウンベラータにはやっぱり日光が必要です。

室内管理でも窓際で日当たりのよい場所で育てると大きくなります。

大きくするときは

  1. 日光
  2. 栄養
の順番で大事です。

日光の光が足りないと徒長してしまいます。

ひょろひょろになったり、葉っぱが小さかったりします。



日当たりがいいとキレイなグリーンの葉っぱに

窓際で直射日光出ない場合でも葉っぱはきれいなグリーンになります。

光合成をすることで成長が促されます。


真夏の直射日光は葉焼けする可能性があるのでカーテンで守ることも大事です。


西日も日が強いので窓際から距離を取るのがベター。


栄養も適度にあるとよりきれいな葉っぱの色になるので栄養剤も上げてます。


室内の気温【温度】も大事

夏は気温は勝手に暖かくなるので大丈夫です。

でも秋や冬になると涼しくなってウンベラータの成長が鈍化します。


もともと暖かいところの植物なので気温が20度以上でとても生長がはやくなる印象。


冬は成長が止まるのが前提で秋までにインテリアとしての樹形を完成させる。

剪定すると樹形が乱れるのでなるべく成長時期の前に剪定を終わらせるのがポイント。



大きくなり元気なウンベラータ2023年8月

成長したウンベラータ
成長したウンベラータ

植え替え&剪定後3か月後のウンベラータは緑の葉がたくさんあります。


成長期の葉の展開は見てて楽しいですよね。


栄養も混ぜた土で葉の緑も強く出ています。

今年も葉っぱを全部落としました。

一年たった葉はどうしても色が褪せてきます。

観葉植物なのでいつでも緑のきれいな状態を保ちたいんです。


丸坊主にしても3カ月たつと葉っぱが30枚は出てきます。

うちのウンベラータは八号鉢。

剪定、植え替えからの生命力はゴムの木ならでは。


丸坊主は最初、勇気がいるけど一度やってしまうと安心して剪定が出来ます。


やった後は新しい葉の緑がきれいです。


比較するとやはり一年前の葉は緑が淡くなってメリハリが無くなっている印象。


一度丸坊主おすすめします(笑)


東向きの窓際なのでどうしても葉が窓の方に向てしまうのはしょうがない。



新芽の成長が強く大きくなってきた

ウンベラータ天芽
天芽の成長

成長がいいのは上の幹の部分。

植物の特性上、日光に近い上の部分が大きく早く成長している印象。

三俣にわかれた上の幹でもきれいに葉が成長してくれました。

目線より上の葉は見上げることになるので、葉が見えにくくなります。


上の幹を切って横展開にしてもよかったけど、天井まで届くか興味本位で切らずにそのままにしました。


葉っぱは成長するけど幹は太くならない

今年で8年目のウンベラータ。
ほぼ毎年肥料を上げて管理していたけど、幹はほぼ太くなっていません。

鉢植えのウンベラータは幹がほぼ太くならないんですね。

それを踏まえると

幹が太いウンベラータが好きな方は

購入時に幹が太い挿し木のウンベラータ購入がおすすめ


自然樹形で幹が太いウンベラータは高級観葉植物になりそう。

素人がやる観葉植物は幹を太くするのはまず無理と考えてよさそうです。


仕立て方もあるけど、ウンベラータの全長とのバランスで幹の太さを観て購入できれば理想です。

どうしても幹が細いウンベラータはスカスカの印象になっちゃう。

まあ、それも楽しんでいきたいのでも2024年はもう少し身長を伸ばして横展開にしようかな。



インテリアとして大きくしたいときは剪定を一か所に絞る

剪定後のウンベラータ
ウンベラータ剪定後

剪定個所が増えると葉の付きが悪くなります。

わき目の成長に栄養を取られるのが容易に想像できます。

なので、

毎年剪定は1か所に絞ります

多くて2か所。

剪定をしすぎると大きくならずにわき目がたくさん出て栄養が取られる…。

剪定するとわき目が2つ3つ出てくるので樹形が大きく変わります。

選定は成長点を観察しながらハサミやカッターで切ります。

葉の根元の成長点からわき目が生えてきます。

ウンベラータやゴムの木は節が長いので成長点は見つけやすいです。

ウンベラータの成長点の図
ウンベラータの成長点

わき目が3か所以上出てきたら栄養を集中させるため、どれかを切るのがおすすめ。
その方が残ったわき目の成長が早いです。


わき目自体も剪定した場所に一番近い場所から出てきたわき目がGOOD。
一番元気がよく成長しやすいです。


新芽を曲げて理想の樹形にする

幹が緑の場所は曲げることが出来ます。

麻のひもで曲げるウンベラータ
ウンベラータを曲げる

麻のひもで横に曲げてます。

どうしても鉢の場所は変えられないので(回転することもできない)
窓の光から遠ざけるように曲げました。


理想は曲線で自然な樹形を目指したいけど剪定後の新芽は20㎝しか伸びてない。

ちょっと無理やりだけど固定されるまで麻のひもで固定です。

一年から2年弱でゆっくり木質化するウンベラータの特徴を逆手に取ります。


白く木質化したら曲げることもできなくなるので曲げるならタイミング重要です。


挿し木して元気なウンベラータにする

剪定後は挿し木するとまた元気なウンベラータが出来ます。

個人的には水差しが簡単で成功率が高い気がする。

挿し木の時期も5月から6月の成長期にすると根っこが出やすくすぐに成長します。


挿し木はペットボトルに水を入れてほったらかしでオッケー。

3日に一度水を取り替えるだけ。

必要に応じてメネデールを入れると水差しが元気になります

根っこが出るのが30日から45日。

しっかり根っこが出てきたら鉢上げします。

鉢上げも理想は5月から9月までにできると土に根が馴染んで冬越しがスムーズです。

メネデールなしでも水差しはできます。

葉っぱを落として根っこに栄養を集中させるとよりスピーディーになります。






今年は根上がりにして幹を垂直にしてみた

根上がりウンベラータ樹形
根上がりのウンベラータ
今年はサロンの関係上樹形を垂直状態にしないといけませんでした。

結果、根が露出する根上がり状態になりました。

植物の根からの栄養吸収は根の先端から行われます。

なので根の太い部分や固くなっている部分は栄養吸収はほぼ行われていないみたい。

先の部分が土に埋まっているのであれば栄養が吸収できているんです。

モンステラの根上がりもそうですよね

根上がりの代表観葉植物、モンステラも根上がりの部分は木質化して固くなってます。

モンステラも大好きです(笑)


根上がりのデメリットは水分ラインが見えること

長年同じところまで土に植えたウンベラータは水分のラインが幹につきます。

それが根上がりしたときに露出しちゃいます。

ウンベラータ水分ライン
水分ライン

このラインとかが去年までの水分ラインです

こんなとこ誰も見ないだろってところが実はけっこう気になります。

でこれはたぶん1年では消えないと思う。

なかなか厄介はラインです。

根上がり仕立ては観葉植物上級者なんだなと実感…。





下からの脇芽も成長が大きい

わき目の成長
わき目の成長

下からのわき目の成長は樹形のバランスでゼロにできない部分。


ウンベラータの好きな樹形は幹全体に葉が茂っている樹形。


頭でっかちのウンベラータ樹形もあるけど今はその気分じゃない。

保険の意味で下からのわき目は程よく成長させておくのが吉。


下からのわき目ゼロにしてあとから脇芽出したいって思ってもなかなか出せないしね。


樹形は毎年剪定時に半年後をイメージして決めます。


下のわき目は2本のうち1本切る予定だったけど何となく残しました。


この優柔不断さがバランスの悪い今年の樹形を作ってしまった感じです。


悪くないけど良くもない樹形。


もう2023年(令和5年)9月の時点で来年の剪定どうしようーかなーって考えちゃってます。


失敗だったな今年…。


まぁ、ウンベラータ自体は元気なんですけどね。


日光に向かわないように朝のひもでウンベラータを曲げる


脇目の固定麻ひも
脇目の固定

下のわき目も窓に向かって成長してしまうので麻のひもで固定しました。


麻のひもは木質化したウンベラータの色と馴染みます。


よく見ないと見分けがつかないんじゃないでしょうか。



普通の場合は日によって鉢を回転させることで葉が一方方向に向かないように工夫が出来ます。


植木鉢を回転させると段々ウンベラータの正面の顔と裏の顔がわかってきます。


葉の付き方や幹の動きなどは好みが分かれますよね。





湿気で気根が出てくるゴムの木の特徴


ウンベラータの気根
ゴムの木の気根

今年も幹から気根が出ています。

うちのウンベラータは9月以降に気根が出てきます。

うちのウンベラータはたぶん、

5月から8月まで成長して葉を出す

9月以降成長が止まって栄養が足りなくなる&湿気が増える台風時期に気根出る


のリズムです。

気根もラップやペットボトルで水分管理をしないとすぐ枯れてしまいます。

気根を成長させるのめっちゃ難しいです。

気根のペットボトル
気根の伸ばし方
ペットボトル育成法は伸びて30cmです。

けっこう難しい…。

でも気根が土まで伸びているウンベラータは野性味があってメンズライクな樹形になります。

2年前に頑張ったけど結局土まで伸びずに途中で枯れちゃった。



うちのウンベは台風シーズンから気根が出てくるので今年は同様かな…。




ウンベラータの仕立ては不格好だったが大きくなったサイズ

大きくなったウンベラータ2023年
大きくなったウンベラータ2023年

今年の葉の付きは上々だったけど、樹形が残念な感じに。

180cmまで伸びたのはいい進歩だったけど、来年の樹形は迷いますね。


天井に届きそうな感じに仕立てながら左右に横展開する樹形を目指します。


これから秋と冬しっかり管理して来年に体力を残してもらいましょう。

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