ウンベラータ植え替え |
フィカスウンベラータの植え替え時期は?
さあウンベラータの植え替えをしましょう。難しく考えることないですよ。(実際のやる気ない植え替えは記事の後半に)
ズバリ
植え替え時期は5月~7月がいいです。
ウンベラータは温かい気温の観葉植物です。
だから温かくなってきた5月からがおすすめです。
ウンベラータは南国の植物。日本の暖かい時期が大好きです。
もちろん暖かい時期が調子がいいのです。だからその調子のいいときに植え替えをするとすぐに元気を取り戻してくれます。
もちろん暖かい時期が調子がいいのです。だからその調子のいいときに植え替えをするとすぐに元気を取り戻してくれます。
植え替え中のウンベラータ |
8月の植え替えはあまりおすすめしません
それは暑すぎて根があまり成長しないからです。
8月に植え替えをするのであればまだ9月のほうがおすすめです。
ただ、9月になると根が成長し終わる前に10月11月と寒くなってきて元気いっぱいで冬を迎えることができません。
冬は冬眠状態になり成長が止まります。
もちろん植え替え時に傷んだ根が修復するほどの元気もなくなってしまうのです。
なので5月(ゴールデンウイーク)~7月までがいいのです。
まあ、そのウンベラータめっちゃ元気ならいつやっても大丈夫かも…。
でも植え替え成功の確率を上げたい場合は植え替えをする時期にもこだわると成功率が上がります。
ウンベラータにとって植え替えや剪定はとても負担のかかるもの。
人間でいうと外科手術です。
そりゃ、体調いいときでないとよろしくないですよね。
人間でいうと外科手術です。
そりゃ、体調いいときでないとよろしくないですよね。
ウンベラータの根 |
うちのウンベラータは毎年ゴールデンウイークに植え替えするのが日課になっています(笑)
土だってお花屋さんに売ってるし、なんならアマゾンでもポチッとできるし、頑張りましょうか!!!
植え替えは根詰まり?
毎年やらなくもいい植え替え。
そのタイミングをはかるのは以外に難しいですよね。
でもその植え替えのタイミングはとてもわかりやすいです。
植え替えのタイミングは
根詰まりした時が植え替え時期
根詰まりとは植木鉢の中に根っこがたくさん出てきてしまって、土が少なくなり栄養が足りなくなってしまうこと。
根詰まりのサイン |
よく植木鉢の底を見ると根が出てきているのがわかります。
持ち上げて植木鉢の底から根が出てきてたら、時期を見て植え替えがおすすめ。
根詰まりを放置しておくとだんだんウンベラータが弱ってしまいます。
弱ってから冬に植え替えなんて一番やったらダメなパターン。
たまに観察して根詰まりしてないかチェックしておきましょう。
根詰まりの症状は
- 葉が黄色くなる
- 水のしみこみが遅い
- 植木鉢の底から根が出ている(根詰まり確定ww)
一番わかりやすいのが黄色い葉の状態です。
根詰まりして栄養が足りなくなってきて来ると、葉が黄色く変色してきます。
根詰まりのため黄色く変色 |
若い葉が変色するのは要チェック |
古くなった葉が黄色くなるのと違って、割と新しい葉が黄色く変色するので異変気づきやすいです。
これが根詰まりで影響が出ちゃった葉。
うちのウンベラータは毎年根詰まりしているのですが、いつも春先に黄色い葉が出てきます。
春先のウンベラータの葉の変色は根詰まりかもしれませんのでご注意を。
ウンベラータはゴムの木の一種。
ゴムの木はとても丈夫な観葉植物。その分根詰まりも起こしやすい植物です。
めっちゃ根が丈夫でローリングしているのです。
次に
水にしみこみが遅い
これも根っこがたくさんになっちゃうと水の浸透遅くなります。
土も固くなっているのかもしれませんが、根詰まりを疑ってもいい案件です。
しみこみが遅いと水と一緒に酸素も根に行かなくなり窒息気味…。
かわいそうですよ。
これも植え替えて上げるとウンベラータ喜びます(笑)
植木鉢の底から根が出ている
根がそこから出ていたら100%根詰まりですね。
ウンベラータ根詰まり確定 |
これはすぐにでも植え替えてあげたいウンベラータです。
時期も成長期であればいつでも植え替えてあげてください。
一年放置するとかなり弱ってきそうです。
ウンベラータの植え替えで根を切る
根詰まりの症状が出たらウンベラータの根を切って植え替えてあげましょう。
根を切るときはハサミで |
毎年うちのウンベラータは根を切ってますが元気に成長していますので安心して根を切って大丈夫です。
根は先っぽの白い部分が栄養や水を吸収する部分です。
他の茶色くなっている部分は栄養や水はほぼ吸収できません。
なぜ茶色い部分があるのかというと、ウンベラータを支えるための土台となっているだけなんです。
なので全体の1/3を切っても全然大丈夫です。
ウンベラータ根切りでより成長 |
その分鉢に栄養たっぷりの土を敷き詰めることができるので結果的にウンベラータが成長します。
ほぐしながら根切りする |
ウンベラータの根切りのコツ
実際に毎年ウンベラータの根切りをしているのですが、その時のコツをお伝えします。
ウンベラータの根っこは根っこの真ん中に
【親根っこ】みたいなめっちゃ太い根っこがあります。
この根っこはウンベラータを支える大黒柱みたいな根っこなんです。
なので【親根っこ】(笑)
この親根っこを切らずにほかの根っこを切ります。
目安は植え替える鉢の体積の2/3を残して、他の根っこを全切りです。
縦長に切るほうが植え替えた後に安定する気がします。
まあ、根を切るのは最初抵抗ありますが、慣れると単なる作業で終わります。
【親根っこ】は土をほぐしていくとわかりますよ。
土をほぐしやすくするには、植え替える一週間前から水をあげずにカラカラにしておくとめっちゃほぐしやすいですよ。
ウンベラータ植え替え後
植え替え後は直射日光のあたらない所で安静にしましょう(約一週間)肥料も根っこが安定する1ヶ月待つと負担少ないですね。
植え替えはウンベラータにとって内臓手術をするようなもの。
人間でも内臓手術をした後にすぐ、ステーキやウナギなど栄養価の高いものを取りませんよね。
食べても栄養が吸収できません。
ウンベラータも同じで根が傷んでいるときに水以外の肥料を上げても意味ないし、吸収できない。
吸収できない肥料を上げてももったいないです。
なので肥料は根が回復する一か月後をお勧めするんです。
固形肥料 |
表面にまいても小粒ですぐ土になじんで好きです。
植え替え後に枯れないために
植え替え後に真夏日が一週間続いたらウンベラータも回復に時間がかかります。
植え替えで根っこも傷ついてしまうので肥料の吸収も悪くなってしまいます。
というか、栄養を吸収できません。
枯れないためには植え替えのタイミングを考えるのがとても重要なんです。
逆に真冬に植え替えをすると
真冬はもともと成長が止まります。
根からの水分の吸収率も下がりますので、植え替えには適しません。
枯れる原因になってしまいます。
元気がなくて冬に植え替えたら元気になるのではないか?
と思ってしまいがちですが、冬の植え替えは成功率がとても悪いのでおすすめしません。
鉢の下から根が出てても春までガマン |
植え替えと剪定を同時にすると
結構不安です。でもウンベラータ元気だったら大丈夫ですよ。
実際2019年植え替えと剪定を同じ日にやりましたが大丈夫でした。
見た目マジでヤバいです。
ひん死の植物になりますが大丈夫です。
出来なくないけど同時にやるのは人間のエゴですね(笑)
出来なくないけど同時にやるのは人間のエゴですね(笑)
【実践編】植え替えの方法コツ
8号鉢だと毎年植え替えないと根っこがパンパンになります。
今回は8号鉢から8号鉢に植え替え。
サイズアップはせず
- 根詰まりを解消
- 古い土と新しい土の入れ替え
がメインです。
根詰まりしてる感じ |
鉢の裏を見ると根っこが出てきてます。
この感じで1年放置すると根詰まりが進行するので今年も植え替えをすることになりました。
根詰まりは発見が遅いと葉の様子がいきなり悪化するので要注意。
表面のウッドチップを取り外します。 |
ゴム手袋を装着 |
力いっぱい鉢から抜きます |
…でも、やっぱり抜けません(笑)
なので
鉢から出ている根を切ります |
ごめんね… |
これで鉢から抜けるでしょう、うん。
抜けた!! |
めんどくさかったけど、植え替えを決行して正解でしたね。
表面根っこ見えてるし鉢の中は根でパンパンでしたねウンベさん。
古い土をほぐして取り除きます
なるべく根を傷つけないようにほぐします |
この工程けっこう時間かかります。
焦ってやると根がブチブチ切れちゃいます。
それはダメ…。
時間があるときに植え替えをするのがおすすめ。
これぐらいほぐせたらオッケー |
古い土が残っていても大丈夫です。
水で洗って全部土を取りきるのもあるけど、めんどくさいしね…。
ここら辺はテキトーでゆるーくやる主義です(笑)
ずっと持ってるの重いので休憩 |
かなり根がある状態 |
植え替えの意味はこの根のボリュームと鉢の大きさの関係をコントロールすることが重要です
古い根が多すぎると新しい土を鉢にたくさん入れられないし、その分栄養を補充できません。
大きい鉢に植え替えするときは切らなくてもいいんですけど、今回は
8号鉢→8号鉢
とサイズアップはせずに戻すので、根を切るのは必須です。
ハサミで根を切ります |
じゃりじゃりしながら独特の切り口 |
根の切り終わり |
結構まっすぐ切れていい感じ。
鉢を用意 |
観葉植物用鉢底石 |
これも大体でオッケー。
鉢底石敷き詰めました |
鉢底石は水はけをよくするため。
観葉植物を買ってきたときにたまにあるのが、
軽石の代用で発泡スチロールが入っていること。
まあ水はけ良ければ何でもいいのですかね…。
新しい土と今までの土をミックスしてバシバシ入れていきます |
全部新しい土だと拒絶反応が出たときに嫌なので新しい土と古い土をミックスしています。
さっさと入れちゃいます |
ミックスの割合は50%50%ぐらいか
新しい土70% 古い土30%ぐらいかな。
今回の植え替えは根詰まり嫌で植え替えたのですが、古い土が痩せている印象はありませんでした。
土が痩せて栄養がなくなると夏でも冬でも落葉がすごいんです。
そんなのはなかったので一年前の古い土でもまだ栄養は残っている印象。
だから古い土の割合が多くても全然大丈夫かなと。
でもせっかくめんどくさい植え替えをしているので、新しい土もしっかり入れて持ちのいい土を仕上げました。
ウンベラータをインします |
根を切っておいてよかった |
下から出ていた根を切っていたのでちょうど収まりました。
ここでウンベラータを収めるバランスを決めます。
真ん中に持ってきてもいいのですが、葉がつくバランスを見て今回はちょっと傾けながら土を入れて遠目から見たときにバランスいいように仕上げました。
まっすぐウンベラータ仕立てなくてもいいのよ
うん。
上から土を入れていきます |
ここもさっさと入れちゃいます爪の中に土が入るの嫌だもんで。
いっぱいいっぱい |
その時に便利なのが割りばし(笑)
割りばしが便利 |
上からぶすぶす刺して鉢の中の空間を埋めていきます |
こうすると空間が埋まってウンベラータがグラグラしません。
これをやっとかないと冬時期に観葉植物がめっちゃグラグラします。
野外に出すときに風にも強くなるしね。
ザクザク刺します |
ザクザク(2回目) |
- 割りばし刺す
- もう一度土を入れる
- 割りばし刺す
- 土入れる
入れるところがなくなったら終了です。
グラグラしなくなりました |
これで土を入れる作業はフィニッシュ
土を入れ終わったら水やりをします
今回みたいに根っこを切ったときは、その根っこの切り口を補修してくれる肥料を上げるとウンベラータがすぐ元気になります。
その補修と根の成長を促すのがメネデールっていう商品。
植え替え直後に上げるのがベストな肥料 |
希釈して使うメネデール |
通常の肥料は植え替え後1カ月は上げないのが鉄則。(肥料焼けを起こすから)
間違えないでくださいね。
ウンベラータに適した肥料は書くとめっちゃ長くなるのでここにまとめました。
肥料の成分のバランスを見ながらマニアックに比較していきましょう。
ペットボトルでメネデール水をあげる |
たっぷり上げて一週間休ませます
|
これで植え替え作業終了です
直射日光の当たらない場所で一週間は休ませて様子を見ましょう。
植え替え時に根を切ったりしているので多少の落葉はしょうがないです。
それよりも夏に向かって根を再生させて成長を促すようにするほうが優先順位高め。
そのために5月のゴールデンウイークに植え替えがおすすめ。
毎年5月のゴールデンウイークに植え替えをしているのがその理由です!!!
最初の水の吸収率はめっちゃ悪い |
ウッドチップも最初の一週間は表面に戻しません |
表面にウッドチップ置かないのは水の吸収率を観察するため。
植え替え完成 |
でもそこからは一気に温かくなってきれいな新しい新芽がたくさん出てきました。
必要な道具
ウンベラータの植え替えに必要な道具は- 土(観葉植物用)
- 割りばし
- 新聞紙
- 鋏
- 水
- 鉢
- メネデール(お金持ちなら)
ぐらいですかね。
土は全部取り換えるとなんか嫌なので古い土と新しい土をミックスして。
根っこも根詰まり気味だったら下1/3ぐらいハサミで切っちゃっても大丈夫です(たぶん)
葉切りも一緒にすると楽なので新聞紙を引いておくと床が汚れません。(樹液出てきます)
観葉植物の土 |
ただ、栄養がたくさんありすぎる土は虫が繁殖したりしやすいので、水はけがイイのがオススメ。
ピンピン育つらしい |
いちよう同じの張り付けておきます。女性なんかは土、重いしね。
水はけがいいと根腐れの心配はありません。
水が足りなくて枯れちゃうときがあるけど…。
土の植え替えは観葉植物に負担がかかるので失敗したくありませんよね。
根腐れが心配なら水はけがいい土がオススメ。
水はけがいいと、新鮮な空気(酸素)も入りやすく根っこや葉の成長を促してくれます。
デメリットは水を上げる回数が増えるのと、枯れちゃうリスクが増えること。
自分は成長させたい観葉植物は水のいい土で。
樹形を乱したくない観葉植物はほどほどで。
ウンベラータを大きくするには鉢と肥料が重要
大きくするには徐々に鉢を大きくするプラス肥料が大事。でもいきなり大きくするのは根腐れをしやすいので要注意。
3号鉢→4号鉢
6号鉢→7号鉢
などゆっくり大きくするのが愛です。
肥料は適した肥料を上げるのが一番。これで好きな肥料を選ぶといいですよ(笑)
肥料の成分のバランスを見ながら一つ一つを比較していきましょう。
でも
鉢サイズで大きさでよく聞くこと
植え替えでよく書いてあるのが一回り大きい鉢に植えましょうの言葉。うちは8号鉢なのですが、これより大きくすると移動が出来ないし、これ以上ウンベラータが大きくなっても樹形のバランスとりにくくなるし、考えると事あって毎回同じ鉢(8号鉢)に戻しています。
5年育てているけどなかなか幹が太くなりません。
ウンベラータの幹を太くするのめっちゃ難しいです。枝の長さはよくのびるけど太くならないので葉っぱだけ大きくなって全体の樹形のバランスとりにくいんです。
(しかも葉っぱが大きくなるのは決まって上の葉っぱ。)
だから結局同じ鉢に植え戻すって感じで落ち着いてます。
だから結局同じ鉢に植え戻すって感じで落ち着いてます。